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【ELspot+】3周年記念・広報大交流会~ここでしか出会えない広報のつながりを~

【本日の流れ】

1:開会の挨拶
2:30秒自己紹介~今日、話したいこと、持ち帰りたいこと~

3:ライトニングトーク(Lightning Talk)~最近取り組んだ広報施策やチャレンジしていること~

4:立食形式での交流タイム

5:特別ゲスト・勉強会講師からのコメント

6:参加者の感想

【主旨・背景】

広報担当者同士の交流を深め、広報活動をアップデートする場として2023年7月に開設された広報コミュニティ「ELspot+」は、開設から3周年を迎えることができました。これも、参加者の方々の高い問題意識と積極的な交流意欲によるものと思われます。今後も、ELspot+は創造的な交流が生まれる”広報のサードプレイス”として、広報担当者のスキル向上と人脈構築に役立つ場にしていきたいと考えています。

そこで、2026年8月のELspot+では3周年を記念して、「ここでしか出会えない広報のつながり」をコンセプトに立食スタイルの交流会を開催しました。
当日は、19名の各社広報担当者のほか、特別ゲストとして2名の勉強会講師にもご参加いただき、リアルな課題意識や日頃の悩み、最近取り組んだ広報施策や新たにチャレンジしていることなどについて自由に話し合われました。

本レポートでは、交流会の様子や話題、参加された方からの感想をお届けします。


【交流会の様子】

1: 開会の挨拶(ELNET営業部長 林田 孝洋)

「おかげさまでELspot+は3周年を迎えることができました。これもひとえにご参加いただいている皆様、ご協力いただいている方々のおかげと心より御礼申し上げます。ELspot+は、今後も人と人とのつながりの中で新しい価値やさまざまな展開が生まれる場にしたいと考えておりますので、引き続きのご参加をよろしくお願いいたします」


2:30秒自己紹介~今日、話したいこと、持ち帰りたいこと~

続いて、参加者からの「30秒自己紹介」が行われました。話題は「今日、話したいこと、持ち帰りたいこと」です。次のような意見・期待がありました。


  • 「今日、話したいこと、持ち帰りたいこと」は、現時点での広報担当者としてのリアルな課題意識や日々の悩みそのものではないかと思います。
  • 具体的には、「AI活用法」や「SNS・オウンドメディア」といった最新の広報ツールの有効活用に関することのほか、「メディアリレーション」「B to C広報/B to B広報のあり方」「広報体制・戦略/グランドデザイン」「危機管理広報」といった広報の基本となる戦略や施策に関する期待がありました。
  • また、「社内へのVMV(ビジョン・ミッション・バリュー)浸透施策/社内広報」といった自らの社内施策に関することへの期待(課題意識)も高いようです。


3:ライトニングトーク(Lightning Talks)~最近取り組んだ広報施策やチャレンジしていること~

次に、参加者を代表して3社の方から、自社の広報課題や最近取り組んでいる広報施策、新たにチャレンジしていることなどを5分間のライトニングトークで発表いただきました。


①株式会社U-NEXT HOLDINGS https://unext-hd.co.jp
 広報部長 滝口 未来 さん
▶『AIを活用した広報業務の切り分けと、全社を『点』から『面』で捉えるグループ広報の新たな一手』
「現状はHD傘下の事業会社側に広報担当を置かず、私たちHD広報が全社の広報を一手に担っています。ですが、これからどんどん会社が増えていくことを考えると、事業会社側と一定業務を切り分けていかなければ手が回らなくなってしまいます。従来のやり方では限界が来るため、ここはすでにAIを活用するなど、戦略的に業務の切り分けや体制づくりを進めております。その上で、各社をバラバラの『点』ではなく、グループという『面』で捉えて全体のブランディングを強化していきたいですね」


②株式会社テクノア https://www.technoa.co.jp/
 ブランディング戦略課 篠田 光貴 さん
▶『ユニークな広報施策によるB to B企業としての認知度向上への挑戦』
「現在の課題は、B to B企業としての認知度不足です。“知る人ぞ知る”存在から脱却するため、いま、次のような広報施策に取り組んでいます。

1)企業キャラクター「ノアちゃん」によるB to Cアプローチ https://www.technoa.co.jp/noachan
  社員発案による社内の公式キャラクタープロジェクトにより生み出したキャラクターで、日経の企業キャラクター総選挙等にも参加しています。社員やご家族、一般の方にも親しまれるキャラを通じて社内外のエンゲージメントを高めています。
2)「ものづくり大喜利グランプリ」の開催 https://www.techs-s.com/oogiri/oogiri2026
  製造現場の日常や苦労を大喜利にし、優秀作品を漫画家の方に漫画化してもらう参加型企画です。製造業への関心を高め、AI活用などの現場のリアルな課題を発信するきっかけ作りとして実施しており、応募総数は1万2,000件を超えています。


このような、いままで当社ではやったことのない新たな広報施策にチャレンジすることで認知拡大に挑戦しています」


➂株式会社レンタルのニッケン https://www.rental.co.jp/
 経営企画部 広報チーム 穂乃夏 彩葉 さん
▶『会社の“らしさ”を言語化する挑戦 ~グランドデザイン策定への取り組み~』
「現在挑戦していることは、『グランドデザイン(企業ブランドコンセプト)の策定』です。これまでスポンサーシップや広告出稿、問い合わせ対応が場当たり的になりがちで、社内での判断軸が定まっていませんでした。そこで、ELspot+の勉強会で学んだ『ブランドマネジメント』の知見(※)を持ち帰り、会社としての軸を明確にするプロジェクトを立ち上げました。

具体的な活動としては、「経営層および次世代を担う若手・現場社員へのヒアリング」「顧客へのアンケート調査」「グループ会社、OB、親会社へのヒアリング」を行いました。そして、そこで集まった声を分析することで、『経営層の想い』『現場の認識』『顧客が求める価値』の共通点とギャップが見えてきました。いま、それらを言語化することで社内外へ浸透させていくフェーズにチャレンジしているところです」

※2026年1月開催:『「ブランドガイドライン」が実現する、「らしさ」の明確化と広報の効率化』
講師:株式会社 揚羽 シニアコンサルタント 板倉 マサアキ 氏
https://www.elnet.co.jp/column/elspot20260224/


4:立食形式での交流タイム


その後、立食形式での自由な交流を行いました。前半では事前にうかがっていた課題意識別にグループに分かれて交流・情報交換し、後半では全員で自由に交流・意見交換を行いました。ざっくばらんな会話の中で、次のような多様な観点からの課題や問題意識が話し合われました。

■AI活用の課題と悩みについて
・AI活用の必要性や重要性は認識しているものの、セキュリティー面や社内特有のガイドラインなどの面で十分に活用できているとは言い難い状況。そこをブレイクスルーする考え方や他社事例があると嬉しい。

■メディア環境の変化について
・新聞をはじめとする既存メディアの影響力が低下し、実際、媒体数や記事数が減少している。しかし、その一方で、SNSなどの不確かな情報が多い時代だからこそ、新聞社が発信する情報の価値が高まっていると思う。

■ホールディングス広報としての課題について
・ホールディングスの広報を担当しているが、グループ会社間のコミュニケーションに課題を感じている。同じグループの会社でも企業文化や組織風土に違いがあり、そこをどう調整してグループとしての一体感を高めるかが悩み。ELspot+には、ホールディングス広報の方もいるので、積極的に情報交換していきたい。

■広報同士の「横のつながり」の意味について
・営業のように明確な売上数値だけで測れないのが広報の難しさ。そのため「何が正解なのか」が分かりづらい。しかし、そうであるからこそ、他社の成功・失敗事例を知り、自社の課題を相対化して新しい施策に挑戦する物差しにすることが重要だと思う。
・広報の他社事例に関しては、一般的な記事やセミナーなどでは表面的な情報しか伝わってこない。たとえば、危機管理についても、実際に行った対処方法は分かっても、そこに至るプロセスでの葛藤や経営者との意見対立などは分からない。しかし、実際にはそこが肝心。それを知るためには、日頃から他社の広報の人たちと本音で会話・相談できる信頼関係を築いておくことが必要だと思う。


5:勉強会講師からのコメント

今回の交流会では、特別ゲストとして2名の勉強会講師の方にも参加いただき、広報担当者の方と本音での議論、情報交換をしていただきました。交流会のクロージングで、講師の方から下記のコメントをいただきました。


▼株式会社はね 代表取締役 矢嶋 聡 さん(https://hane-pr.com/)

(2026年6月開催:「事業成長を加速させる『ナラティブ』の描き方」(※)講師)

※https://www.elnet.co.jp/column/elspot20260727/

「スタートアップから大手までさまざまな企業の方とお話しし、AI活用の浸透度には大きなグラデーションがあると感じました。スタートアップではプランニングからリリース作成までAIをフル活用している一方、セキュリティーの観点から利用が制限されている大手企業もあります。AIによって情報発信やリサーチのコストが劇的に下がるからこそ、これからの広報に求められるのは、『自らの足で稼いだ一次情報』『顧客や現場の生の声』『社内に眠る独自データの発掘』です。今日の皆さんとの会話を通して、“AIに任せるべき領域”と“人間が足と頭を使って泥臭くやるべき領域”の線引きを意識することが、今後の広報戦略の鍵になると感じました」


▼面白法人カヤック(株式会社カヤック) 

 グループ広報部 部長 梶 陽子 さん(https://www.kayac.com/)

(2026年9月開催:「広報を中心に、愛を叫ぶ。」講師)

「広報は単なる情報のメッセンジャー(川下)ではなく、企画を仕掛ける『つくる人(川上・中心)』になれるはずです。社内を巻き込むためにブレーンストーミングを活用し、困り事の相談に乗りながら協力者を増やしていく。経営の伝えたいメッセージを、社会が興味を持つ文脈へ翻訳して仲間を広げていく――そんな広報の面白さを皆さんと共有できればと思います」


6:参加者の感想

  • 他業界・業種の広報の方々とフランクに情報交換ができ、AI活用や広報主導による施策アイデアなど、さまざまな気づきがあり有意義でした。
  • 普段、他社の広報の方々と交流する機会が少ないため、実際にお会いして会話することにより、さまざまな広報施策に関する細かいニュアンスや背景事情についてうかがうことができました。早速自社でも実践できそうなヒントを得ることができました。
  • 課題意識別のグループ分けがあり、また、随所で運営スタッフの方が同じ課題を持つ参加者同士をつなげる役割も担っていただいたため、非常に深い会話ができました。


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