新聞・雑誌・WEB・TVクリッピング/情報収集

クリッピングとは

aboutクリッピングとは

クリッピング(clipping)とは、もともと新聞、雑誌の記事を切り抜いて保管することを意味していました。しかし、近年のメディアの広がりにより、現在は新聞・雑誌だけではなくWEBサイトやTV、ラジオ、SNSといった様々なメディアの情報から必要な記事を「切り抜くこと」を含んだ言葉となっています。

特に企業の現場では新聞・雑誌・WEBサイトといったあらゆるメディアの情報から、自社にとって有用な記事を整理し、社内外で活用するといった形で、日常業務としてクリッピングをおこなっているところが多くあります。

1新聞読み込み、2切り抜き、3整理


purposeクリッピングの目的や活用方法

自社や競合企業、同業界の情報などを収集

企業でクリッピングを実施する目的は多種多様です。広報部門では自社業界の動向把握や、広報活動の効果確認、自社のリスク管理などが挙げられます。また、経営企画部門や調査研究部門などでは、競合動向のチェック、新規事業の検討、法改正に関する情報収集など、多岐に渡って活用されています。

クリッピングにおいて重要なことは、クリッピングはあくまで手段であり、集めた情報をどう活かすかの目的を明確にすることです。例えば、攻めの広報、守りの広報と言われますが、どちらの戦略においても情報収集は非常に大事です。しかしその情報をどう活かしていくかを考えることで、効果的にクリッピングをご活用いただけます。

トレンド / ビジネスキーワードにあたる情報を収集

経済の先行きが不透明化を増す中、多くの企業で外部環境の変化を察知するための「情報収集」や、社内での「共有」が大きな課題となっています。インターネットが発達し、従来の新聞、テレビ、雑誌などのメディア以外からの情報発信や、個人のSNSからの発信など、近年、情報が流通する市場環境は大きく変化しました。しかしそのような気軽な情報が氾濫しやすい環境だからこそ、信用できる情報源を確保することの重要性が、相対的に以前より増している状況とも言えます。さらに特定1社の報道のみをクリッピングするより、複数の新聞社での報道をクリッピングすることで、よりメディアリテラシーが高い情報収集も実現できます。

また、最近では働き方改革の推進からフレックスタイムやテレワーク制度を導入する企業も増えており、働く場所や時間が柔軟になる一方で、「求心力」を高めるためのインターナルコミュニケーションの重要性も高まってきています。情報格差をなくし、組織に一体感をもたらすためにも、組織として継続的な情報収集は大切です。

このように、クリッピングした情報は社内で回覧して情報共有を図るだけでなく、インターナルコミュニケーションの一環としてもご活用いただけます。

note注意すべきこと

著作物:新聞記事、雑誌の切り抜き、WEBニュース

クリッピングを行う際の注意点として、クリッピングする記事は著作物であるという意識が大切です。特に企業でのクリッピングは著作権者の許諾が必要になると著作権法で定められています。あらゆるメディアがありますが、そのほとんどが著作物ですので、知らず知らずのうちに権利侵害をしてしまうといった可能性もありえます。著作物をそのまま回覧する場合は問題ありませんが、その著作物をコピー、そして共有することなどは著作権侵害にあたります。そのような利用をする場合は、必ず著作権者に許諾を得るようにしてください。

著作権について詳しく知りたい方は以下のページもご覧ください。


著作権とは

新聞・雑誌記事の著作権

meritクリッピングサービスを活用するメリット

クリッピングは無数のメディアの中から欲しい情報のみを探しだす必要があります。朝の貴重な時間の多くを記事のチェックに取られている方も多いのではないでしょうか。また記事のコピーやスキャンなどは記事の著作権者に許諾を得ることが必要です。

手間やコストの面でお悩みを抱える方に、外部のクリッピングサービスを活用する手段があります。必要な情報だけが届くことで、日々の情報収集の時間や共有までの時間を大幅にカットすることができます。また、著作権者から許諾を得て提供しているサービスを利用する場合には、自社で許諾を取る手間もなくなります。サービスによっては自社で許諾を取る必要がある場合もありますので、契約を行う前に、しっかりと確認することをお勧めいたします。

safe正しく安全なクリッピングを

企業コンプライアンスの重要性が指摘されている中、将来へのリスクヘッジという意味でも、安全なクリッピングをする必要があります。正しい理解をすれば、クリッピングは自社の事業、戦略を考えるうえで非常に役立ちます。

新聞著作権協議会によるとクリッピング・サービスとは、「新聞の記事を、組織的、反復的に複製し、情報共有等のために会社等の組織内で利用すること」を指します。クリッピングと見なされる利用の頻度については、「一媒体の記事を、同一組織または同一部署の中で、概ね月5記事以上利用する場合は、クリッピングに相当する」を基準とします。このような頻度での利用は、複製部数にかかわらず「クリッピング・サービス」に該当します※

※新聞著作権協議会HP:https://www.ccnp.jp/what.html

※日本複製権センター(JRRC):https://jrrc.or.jp/scope/#anc02

ELNETのクリッピングサービスなら、朝一番に、必要な記事を全社共有することが可能です。また、著作権者から許諾を得てサービスを提供しておりますので、安心してご利用いただけます。ぜひあなたの業務にクリッピングサービスをお役立てください。

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