著作権Q&A
自社記事
2023年 著作権のお悩みコーナー閲覧ランキング
お悩みコーナーで回答した内容の中で、2023年に閲覧数が多かったお悩み内容をご紹介いたします。
お悩み 05 著作権を侵害した記事利用や 罰則の事例はありますか?
社内で著作権に対する意識を高めたいのですが、手さぐり状態で行っているためかイマイチ浸透しません。 この前自社の営業マンが許諾をとらずに記事をコピーしていたので、記事の取り扱いについて注意すると「どんなリスクがあるか具体的に説明してほしい」と言われました。 具体的に、と言われると良い例が思い浮かびません。著作権を無視した記事の利用や罰則の事例があれば教えてください。
お悩み 83|メディアに掲載されたことを写真付きで紹介したいのですが……
2人の広報担当者から偶然、似たようなご質問がありましたので、2つまとめてお答えいたします。 自分の会社が新聞や雑誌に掲載されたら「社員に周知したい」「外部にも宣伝したい」と思うのは当然ですよね。その際に著作権に気を配るのも広報担当者としては大事な役目です。 結論から申し上げますと…
お悩み 04 SNSに記事を無断掲載。 困っています
自社の幹部が、自社に関する記事を大きく撮影し、著作権のことをまったく考えず個人のSNSに掲載してしまいます。 写真から記事の内容も詳細に読めてしまいますし、無断で記事を掲載するのは著作権法違反にあたることを何度も説明しているのですが、 なかなか理解してもらえず同じことを繰り返されてしまいます。 幹部に事の重大さを理解させ、止めてもらう良い方法はないでしょうか。
お悩み 03 無料のネットニュースは共有してもいいですよね?
無料のネットニュース記事で競合他社が好意的に取り上げられていました。経営戦略にも関わるため、すぐに役員や開発部門に情報共有したいと思い、見出し、数行の要約、記事のURLを記載したメールを送信しました。 情報共有した人達からは迅速な対応を褒められましたが、無料のネットニュース記事とはいえ、見出しなどを共有してもよかったのでしょうか。教えてください。
お悩み 02 電子版の著作権がよく分かりません
新聞の電子版に自社商品に関する記事が掲載されました。記事内容が全文確認できる無料記事なので、ぜひ得意先にサービス紹介と併せてご案内したいと思います。 記事を共有するので電子版の著作権が気になるところですが、正直よく分かりません。無料で閲覧できる記事のため問題ないと思っているのですが、得意先に記事を共有しても大丈夫でしょうか?
お悩み 01 WEB会議で記事を共有。これって大丈夫?
以前は記事を関係者間で共有したい場合、各新聞社と包括契約を締結後、紙にコピーして配布していました。 現在はテレワークも増えたため、コピーして配布することができません。そのため有料のオンライン・クリッピングサービスで抽出された記事を WEB会議ツールを使って関係者との会議中に「画面共有」しています。 一瞬映すだけ・・と思い共有していましたが、参加者で閲覧する行為は著作権の観点ではいかがでしょうか?
お悩み 65 |掲載記事の二次利用は、担当記者などに口頭で承認をいただいただけの場合、使用して問題ないのでしょうか。(医療)
記者は通常、著作者でも著作権者でもありません。記者の所属する新聞社や出版社が著作者であり著作権者です。これを職務著作(法人著作)と言います。よって記者には、掲載記事の二次利用を許諾する権限はなく、会社(法務部門など)が判断することになります。また口頭でも契約(許諾)は成立しますが、曖昧性を回避するため、できるだけ書面で交わすべきでしょう。
お悩み 60 |社内報への掲載についての質問です。自社について取り上げられている新聞・雑誌記事を社内報にて掲載するのは大丈夫でしょうか。(小売業)
社内報に転載する時点で複製を行うことになるため、許諾が必要です。新聞社の場合、社内報掲載のための申請は日頃から数多く受け付けており、迅速に対応できると思います。社内報の部数など必要事項を整理しておいて下さい。
お悩み 57 |会社案内のパンフレットや、学生向けの説明会で使用するプレゼン、営業用資料などに、自社や商品が紹介された記事(または媒体の表紙)の画像を載せる場合、その都度出版社などに確認が必要なのでしょうか?(商社)
【回答】はい、必要です。自社や商品が紹介された記事とはいえ、その記事の著作権は媒体社が持っています。また媒体の表紙も、原則としてその媒体社が著作権者だと言えます。それらの画像を、自社の会社案内パンフレット等に掲載することは、企業活動における複製行為となりますので、著作権者の許諾が必要です。 なお書籍の表紙写真について、出版社によっては、一定の条件を満たせば許諾申請不要としている場合もありますので、その出版社にご確認下さい。