株式会社ポピンズ様
「広報の悩みは、自分だけじゃない」という気づきが、一歩踏み出す自信になる
――「働く女性を支援する」という企業理念を掲げ、保育・学童施設の運営から、ベビーシッター・シルバーケアサービス、研修・コンサルティング事業など、多角的な事業を展開する株式会社ポピンズ。創業40周年を目前に控え、「第二創業期」として新たなフェーズに突入した同社では、広報体制も「ブランドコミュニケーション部」として進化を遂げている。同部において、会社の理念や価値観を伝える広報活動を担う佐々木優さんに、広報活動の課題や悩み、ELspot+の活用法、参加後の変化についてうかがった。
- 1「広報の効果測定」の考え方や手法を学ぶことができ、視野が広がった。
- 2業界は違っても広報の課題や悩みは共通していることが分かり、大きな励みになった。
- 3「社会に働きかけ価値観を変えていく」という広報事例を直接聞くことができ、モチベーションが上がった。
会社の理念や価値観をどう伝えるか
私は現在、ポピンズで広報を担当しています。広報職としてのキャリアはトータルで5年ほどですが、当社に入社してからはまだ1年ほど。現在は、上司であるゼネラルマネージャーと2名体制で、ブランドコミュニケーション全般を担っています。
ポピンズの広報は、単にサービスや施設を紹介する仕事ではありません。私たちが何のために存在している会社なのか、どんな理念や価値観を社会に届けたいのか——そうした「会社そのもの」をどう伝えるかが、広報の中心にあります。
「働く女性を支援する」という原点を持ち続ける
ポピンズは創業以来、「働く女性を 最高水準のエデュケアと介護サービスで支援します」をミッションとして事業を展開してきました。保育施設の運営、ベビーシッターサービス、介護サービスなど、事業内容は多岐にわたりますが、その根底にある考え方は一貫しています。女性が安心して働ける環境が整えば、女性が輝く。そして、「女性が輝くと世界が輝き、未来を変える」――このメッセージを持ち続け、社内外のさまざまなステークホルダーの方々に、どうすれば正しく、深く伝えられるのか。それが、今の私たち広報チームの大きなテーマです。
メーカーのように「商品」があるわけではない分、理念や価値観、現場で起きていること、考えていることを丁寧に伝えていく必要があります。トップである社長自らがメッセージを発信する機会も多く、トップ広報も含めて、広報の役割はますます重要になっています。

シルバーケアイメージ

ナニーイメージ

ナーサリーイメージ
属人化しがちな広報業務を「仕組み化」することが課題
現在所属しているブランドコミュニケーション部は、2020年に立ち上がった新しい部署です。それ以前の広報は、社長室の一機能として存在していました。体制が変わり、メンバーが入れ替わる中で、これまでの知見をどう引き継ぎ、属人的になりがちな広報業務をいかに仕組み化していくかが、今の大きな課題です。
同時に、第二創業期を迎え、これまで以上に「プッシュ型」の情報発信をしていくフェーズにも入っています。また、社内的にも、働きやすい環境を整備し、社員を大切にすることが最高水準の顧客サービスにつながるという「社員ファースト」プロジェクトを推進する上で、社内広報の強化も求められています。
ELspot+は、「いま困っていること」を解決してくれる
広報向けのセミナーやコミュニティは数多くありますが、ELspot+に参加した理由は、各回のテーマが実践的で、私たちが「いま実際に困っていること」を解決してくれる内容が多いことが大きかったですね。
たとえば、「広報活動の効果測定」では、考え方から具体的な方法まで学ぶことができました。とくに、「何をもって効果とするかは会社ごとに違う」という考え方を知ることができたのは、大きな収穫でした。記事の掲載件数や露出量ではなく、自社の理念やゴールに照らした指標をどう設計するか。来期の広報計画を立てる上で、まさに今、その考え方を参考にしています。
いままでは、自分の中にある知識や情報だけで、うんうんと考えるしかなかったのですが、違う見方や考え方を知ることができ、視野が広がり、新しい一歩を踏み出す自信がつきました。
グループディスカッションで、「悩みは共通している」と気づけた
ELspot+の魅力は、広報担当者同士のグループディスカッションがある点です。他社の広報担当者の方々とのディスカッションを通して強く感じることは、業界や業種、会社規模は違っても、広報担当者が抱える課題は驚くほど共通しているということです。例えば、「効果測定」のほかにも「AI活用」「SNS活用」「社内広報」など、それぞれテーマの状況やゴールの置き方は各社異なっていても、悩んでいるポイントは似ています。「自分だけが手探りなのではない」と分かったことは、大きな励みになりました。
また、ディスカッションを通して、個人的な人脈もできますので、将来的には、他社の広報担当者の方々とつながり、共同でのメディア向けのPRや、教育分野など近いテーマでのコラボレーションイベントを行うなど、発展的につながることができればいいなと考えています。
社会に働きかけ、価値観を変えていく~ヘラルボニーの取り組みから学んだこと~
これまでのELspot+の中でとくに印象に残っているのは、株式会社ヘラルボニーさんの広報の取り組みについてのお話です(※)。障害を「個性」や「価値」として捉え直し、社会の価値観そのものを変えていこうとする姿勢に強く共感しました。
私たちも、単に保育や介護サービスを提供するだけでなく、働く女性の支援を通し、育児や介護に関する「こうあるべき」という価値観を変え、その結果、一人でも多くの方に幸せを届けたいと考えています。会社の理念をどう社会に広げていくかという点で、貴重な示唆をいただきました。
とくに印象的だったのは、メディアの方々に実際の現場を見てもらうという姿勢です。言葉や資料だけでは伝えきれない空気感や思いは、現場に足を運んでもらい、人と人との触れ合いの中で初めて伝わる。私たちも、新しい保育園が開園するタイミングなどでメディアの方々をお招きする機会はあるのですが、改めて、その大切さを確信することができました。
※『パーセプションチェンジの実践~「伝え方」で社会のイメージを変容させる広報戦略~』
講師:小野 静香 氏(株式会社ヘラルボニー 広報室 シニアマネージャー)
https://www.elnet.co.jp/column/elspot20251212/
広報は、社会と会社をつなぐ仕事
広報の仕事は、企業のためだけではなく、社会にとって意味のある価値を届ける仕事でもあると思うんです。ヘラルボニーさんでの実例を直接聞けたことで、そのやりがいを改めて実感し、広報という仕事へのモチベーションが高まりました。また、ELspot+に参加する中で他社の方から、当社の理念に共感してもらえる場面もありました。それは、「会社の理念を自信を持って発信していこう」という気持ちにさせてくれる瞬間でもありました。
これからも、悩みながら、試行錯誤しながらではありますが、ELspot+で同じ志を持つ広報仲間と学び合い、お互いに刺激を受けながら、「理念を伝え、社会を変える」広報の仕事に向き合っていきたいと思っています。
ELspot+についてはこちらからお問い合わせください
ELspot+とは広報担当のためのコミュニティです。毎月の交流や座談会などを通じて、スキルアップや人脈形成を目的に参加者主体で開催しています。※ELNETクリッピングご契約ユーザーは無料でご参加いただけます。



