【お役立ちコラム】広報PR担当者のスキルアップにつながるおすすめの広報コミュニティ

目次
広報コミュニティへの参加により、最新トレンドをいちはやくキャッチできます。スキルアップの加速に加え、広報担当者同士のつながりから新たなコラボレーションが生まれることもあります。また、危機管理に関する知識を深めることで、企業のリスクマネジメント力の向上につながります。本記事では、おすすめの広報コミュニティを紹介します。
おすすめの広報コミュニティ
広報活動を成功させるには、情報交換や学び合いができる広報コミュニティの活用が欠かせません。同じ課題を持つ広報担当者と交流することで、最新のPRトレンドや効果的な発信方法を学び、実践に活かせます。
ここでは、広報担当者同士が意見を交換し、スキルを伸ばせるおすすめの広報コミュニティをご紹介します。参加を通じて、メディアとのつながりを強化し、広報戦略の幅を広げるきっかけにしてください。
ELspot+
公式サイトURL:https://www.elnet.co.jp/el/service/elspot/
ELspot+は、広報担当者向けの交流・スキルアップの場として、2023年7月に開設されました。広報同士のネットワークを強化し、最新の広報活動を実践的に学びながらスキルを向上させることを目的としています。ELNETクリッピングユーザーは参加無料、コミュニティのみへの参加は月額11,000円(税込み)です。
毎月開催される交流勉強会や座談会では、グループワークを通じて他社の広報活動に対する理解を深めることができます。勉強会に講師を招く特別講演会も年数回開催しています。
また、会員限定のSNSグループでは、自由に意見交換ができる場を提供しています。広報担当者は、業界や企業規模を問わず、スキルアップや人脈形成、新たな広報手法を習得できます。
PRリンク
公式サイトURL:https://www.prlink.co.jp/office/
PRリンクは、中小企業の広報支援を専門とし、広報コンサルティング、プレスリリース作成、広報研修、広報セミナーなど、企業や団体の社会的価値を高める多様なサービスを提供しています。
その中でも、同社が運営をサポートする「地域広報コミュニティ」は、地域の中小企業や団体が連携しながら広報力を強化し、社会的価値を高めることを目的とした広報コミュニティです。「一極集中から地域分散へ」「協働で地域をより良く」といったコンセプトのもと、中小企業広報の専門家を育成し、柔軟で多様な働き方の実現を支援しています。
「地域広報コミュニティ」では、定期的な勉強会や交流会を通じて、広報ノウハウの共有や実践的なスキルの向上が具体的な目標です。PRリンクは、広報担当者の課題に寄り添い、実践的なアドバイスを提供することで、企業の認知度向上やブランド価値の確立を支援します。また、「地域広報コミュニティ」を運営する「地域事務局」を担う企業や団体を随時募集しています。
公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会(PRSJ)
公式サイトURL:https://prsj.or.jp/seminar-for-members/networking/
PRSJ(日本パブリックリレーションズ協会)は、広報・PR業界の発展と広報担当者の専門性向上を目的とした団体です。企業や団体の広報活動を支援し、業界全体の質を高めるために、セミナーや勉強会、ネットワーキングイベントを多数開催しています。正会員の入会金は20,000円、年会費は150,000円です。
PRSJでは、広報担当者同士が意見交換できる場として、多彩な交流イベントを企画しています。例えば、「夏季情報交換会」では、会員が最新の広報トレンドや事例を共有し、実務に役立つ知見を得ることが可能です。「They Talk Forum」では、多様性をテーマに広報の役割を議論し、より包括的なPR戦略を探究します。また、「企業部会総会」や「PRパーソンズ・ミーティング」は、業界ごとの課題を深掘りするイベントです。さらに、広報の専門スキル向上を目的とした研修プログラムも充実しています。
初心者向けの基礎講座から広報戦略の高度な実践講座まで、幅広いレベルに対応可能です。広報担当者が知識を深め、業界内のネットワークを拡大できる貴重なコミュニティを提供しています。
CLOUD PRESS ROOM
公式サイトURL:https://connectedmaterialpr.jp/
CLOUD PRESS ROOMは、企業の広報・PR活動を支援し、広報担当者とメディアのつながりを強化する広報コミュニティです。1,100名以上のメディア関係者が登録しており、「スタンダードプラン」と「コンサルプラスプラン」の2種類のプランが用意されています。
月2回開催される「PRメディアセミナー」では、現役メディア関係者を招き、効果的な情報発信や取材獲得のノウハウを学べます。また、3カ月に1回開催される「メディアミートアップ」では、広報担当者同士やメディア関係者と交流し、情報交換が可能です。さらに、メディアが求める情報をリアルタイムで閲覧できる「情報募集」機能や、自社情報を整理・発信できる「PRESS-KIT」機能も搭載されています。セミナー動画のオンデマンド配信もあり、広報ノウハウを効率的に学習できます。
ハッシン会議
公式サイトURL:https://hasshinkaigi.net/services/onlinesalone/
ハッシン会議は、広報に割けるリソースが限られている個人事業主やスタートアップ企業、中小企業を主な対象とした会員制の広報コミュニティです。PR活動を継続的に支援するため、広報のプロによる個別相談や勉強会、担当者同士の情報共有の場を提供しています。料金プランは「個人プラン(月額7,700円・税込み)」と「法人プラン(年額198,000円・税込み)」の2種類です。
主な活動内容として、オンラインでの月1回の個別PR相談、月3~4回の勉強会、最新PR情報の共有、質疑応答の場の提供、過去の勉強会動画のアーカイブ視聴、会員専用Webアプリの提供などが挙げられます。これらの取り組みにより、広報担当者は実践的なスキルを身につけ、他の会員と情報交換をしながら、効果的なPR活動を推進できます。
ゼロイチ広報
公式サイトURL:https://www.v-pr.net/service/zeroichi/
ゼロイチ広報は、株式会社ベンチャー広報が提供するオンラインの広報コミュニティで、中小・ベンチャー企業の広報担当者を対象としています。月額1万円で広報スキルの向上やメディアとの人脈づくり、広報担当者同士のネットワーク構築を支援します。
サービス内容として、毎月30分の「個別コンサルティング」では、自社の広報戦略やメディアアプローチについて相談が可能です。また、毎月90分の「広報PRの勉強会」では、媒体研究やマスコミとの人脈づくりなど、広報未経験者でも学べる実践的なコンテンツを提供します。さらに、「グループコンサルティング」や「メディア関係者を招いた勉強会」、会員限定の「情報交換・オフ会」なども開催され、実践的な広報スキルの向上をサポートします。
若手広報担当者の会
公式サイトURL:https://www.wakatan.jp/
若手広報担当者の会(若担会)は、広報スキルの向上や実践的な情報収集を目的とした広報コミュニティです。1986年に発足し、100社・100名の広報担当者が所属しています。定員(100名)に達している場合は退会者が出た際に順次入会案内が行われ、年会費は12,000円です。
会員は20名ずつ5つの「分科会」に分かれ、広報に関する勉強会を中心に活動します。5月から翌3月にかけて毎月開催される「分科会」では、広報業務の知識を深めるだけでなく、会員同士やマスコミ関係者とのネットワークを広げられる貴重な場です。夏には1泊2日の合宿を開催し、集中的に学び合う場を設けているほか、広報担当者と記者が交流する懇親会や、会員同士のつながりを深めるクリスマスパーティーも実施します。また、秋・冬には、最新のPRトレンドを学べる特別イベントや講座も開催されます。
広報勉強会@イフラボ
公式サイトURL:https://infoteria-koho-meetup.peatix.com/
広報勉強会@イフラボは、2017年1月にスタートした広報コミュニティです。毎月開催される講義を通じて、実務に役立つ広報スキルを学べます。
年間カリキュラムは、上半期(4月~9月)が「攻めの広報」、下半期(10月~3月)が「守りの広報」をテーマとしており、幅広い広報戦略を体系的に習得できるのが特徴です。また、メディア対応やリスク管理、広報担当者としての適切な立ち居振る舞いについても学べる、有益な学びの場となっています。さらに、2018年からはFacebookグループ「広報勉強会@イフラボ」を活用したオンラインサロンも始めました。メディアの行動特性やバイアスを解説しながら、広報に関する基礎知識や実践的なスキルを提供しています。
関西広報100研究会
公式サイトURL:https://kansaikoho100.jp/
関西広報100研究会は、関西地域の企業や団体の広報担当者が集まり、広報スキルの向上や情報共有を目的とした広報コミュニティです。2015年1月に設立され、入会金や会費は不要で、参加費のみで勉強会に参加できます。ただし、年に一度、幹事の担当が必要です。
毎月1回のペースで、事例発表会やマスコミ関係者を招いた勉強会を開催しています。広報活動に関する知識やノウハウを深めるだけでなく、会場を会員企業のオフィスや工場、店舗などで実施することで、現場を見学しながら学べるのも特徴です。
また、特別イベントとして、合同記者発表会、新聞社・テレビ局の見学会、NPO施設でのクリスマス会なども企画され、広報担当者が幅広い知識と経験を積む機会を提供しています。
これらの活動を通じて、参加者は最新のトレンドを学び、実践的なスキルを身につけながら、関西を中心とした業界内のネットワークを広げることが可能です。
#PRFunho
公式サイトURL:https://prfunho-community.studio.site/
#PRFunhoは、2019年4月に設立された広報担当者向けのオンライン広報コミュニティです。Slackを活用し、広報に関する情報交換やノウハウの共有を行う場として運営されています。広報業務に携わる方であれば、誰でも無料で参加できます。
コミュニティ内には、広報に関する質問や相談ができるチャンネルが設けられており、経験豊富なメンバーからアドバイスを受けられます。また、最新の広報トレンドや実際の事例が共有されるため、実務に役立つ情報を得られます。さらに、定期的にオンラインイベントや勉強会も開催され、専門的な知識やスキルを深める機会が提供されています。
PR TIMESカレッジ
公式サイトURL:https://prtimes.jp/college/
PR TIMESカレッジは、広報・PR担当者を対象とした学びと交流の場として、プレスリリース配信サービス「PR TIMES」が主催するイベントです。このイベントでは、業界の最新トレンドや実践的なノウハウを学べるだけでなく、参加者同士のネットワーキングの機会も提供されています。
具体的には、著名な講師や専門家を招いた講演やパネルディスカッションを通じて、広報活動に役立つ知識を深められます。また、分科会やワークショップも開催され、参加者が実践的なスキルを身につけられるのが魅力です。さらに、PR TIMESカレッジは全国各地での開催が予定されており、地域の特性を活かしたプログラムが提供されています。これにより、広報担当者は自社の課題やニーズに合った学びの場を選べます。
PRアカデミー
公式サイトURL:https://pr-academy.jp/
PRアカデミーは、中小企業やベンチャー企業の広報担当者を支援する専門的な広報コミュニティです。料金プランは月額15,000円(税抜き)の「自走プラン」、月額50,000円(税抜き)「伴走プラン」、月額200,000円~(税抜き)の「代走プラン」の3種類です。
広報スキルを向上させるための月1回の勉強会では、現場の記者やディレクターから実践的なアドバイスを受け、具体的な事例を学べます。また、月10回開催される「マスコミ広報交流会」では、参加企業が自社のニュースや企画を提案し、メディアとのつながりを強化する機会を得られます。さらに、会員専用のSNSグループでは、他社の広報担当者と情報交換や相談ができ、広報担当者同士のネットワークを築けるのも特徴です。
勉強会や懇親会に積極的に参加するのもおすすめ
ビジネスチャンスを広げるためには、勉強会や懇親会への参加もおすすめです。各地で開催されるイベントや地域特化型の交流会に参加することで、同じ地域の企業とつながる機会を増やせます。
イベント告知サイトには、各地で開催されるイベントや地域特化型の交流会が多数掲載されています。「Peatix(ピーティックス)」や「こくちーずプロ」などのイベント告知サイトで「広報」タグを検索すると、関連するイベントを見つけるのが容易です。こうした場を活用することで、円滑なコミュニケーションやコラボレーションが可能になり、人脈を広げるきっかけにもなります。ぜひ積極的に参加してみてください。
まとめ
広報担当者のスキル向上には、広報コミュニティや勉強会、懇親会への参加が効果的です。こうした場では、最新の広報トレンドや実践的なノウハウを学び、他の広報担当者と情報交換ができます。積極的に参加することで、スキルアップやネットワークの拡大も期待できます。
今回紹介した情報を参考に、自分に適した広報コミュニティを見つけ、ぜひ参加してみてください。
ELspot+の詳細を以下のチラシで紹介しています。
下記フォームからダウンロードいただけますので、フォームに必要事項を入力し、お気軽に送信ください。

※本コラムはELNET外部の筆者が執筆しています。