【ELspot+】 広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方~広報業務におけるツール活用~ 【後編】-2024.11.27-
【本日の流れ】
1.はじめに:広聴力を磨くツールとしてのELNETクリッピングサービス
・ELNET営業部長 佐藤 宏之
2.参加者の自己紹介:
3.話題提供:自社でのELNETクリッピングサービスの活用事例紹介
・沖電気工業株式会社 広報室 田籠 勇一 様
・セガサミーホールディングス株式会社 広報室 亀卦川 滋 様
・デクセリアルズ株式会社 広報・IR部 渡邉 健太 様
4.全体ディスカッション:広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方
5.参加者の感想
「広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方~広報業務におけるツール活用~」というテーマで行われた第17回ELspot+交流勉強会。【前編】では11月14日の様子をお届けしましたが、【後編】では11月27日に同じテーマ・内容で行われた交流勉強会をご紹介します。
【前編】と併せてお読みください。
【本日の交流勉強会】
1.はじめに:広聴力を磨くツールとしてのELNETクリッピングサービス
ELNET営業部長 佐藤 宏之
最初にELNETから、ELNETクリッピングサービスの概要と特徴(※)についての紹介を行いました。
(※)サービス内容の詳細は、下記をご覧ください。
2.参加者の自己紹介
今回の参加者業種
- 電機・電子機器製造業:2社
- 化学・素材製造業:2社
- エンターテインメント製品製造業:2社
- 日用品・生活用品製造業:1社
- 清掃・レンタルサービス業:1社
- アパレル・小売業:1社
- 金融サービス業:1社
- インフラ・建設業:1社
- システム・ソフトウエア開発業:1社
- 電子材料・化学製品製造業:1社
3.話題提供:自社でのELNETクリッピングサービスの活用事例紹介
ディスカッションに先立ち、沖電気工業株式会社 広報室 田籠勇一様、セガサミーホールディングス株式会社 広報室 亀卦川滋様、デクセリアルズ株式会社 広報・IR部 渡邉健太様より、自社でのクリッピング活用方法・事例をご紹介いただきました。
4.全体ディスカッション:広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方
参加者全員のサークル形式でディスカッションを行い、各社の事例を紹介しながら、『広聴力を磨くために重要となるポイント』『クリッピングサービスの利活用法』について共有・意見交換しました。
【ポイント①】 なぜ、新聞や雑誌のクリッピングサービスを利用しているのか?
- 自社の記事がどの新聞に載っているかを社内に周知するため。また、記録としてアーカイブ(保管)するため(電機・電子機器製造業)
- 自社記事は営業の“武器”でもある。営業が顧客と会話する際に、自社記事が掲載されていることを知らないと困る。営業が自社記事を有効活用できるようにするため(電子材料・化学製品製造業)
- 広報業務を効率化・省力化し、本来の広報業務に集中できるようにするため。また、事業が多角化しているため、役員も全ての情報を追いきれないので、広報で選択・整理して業界の動きや他社の動きを役員に伝えている(エンターテインメント製品製造業)
【ポイント②】 クリッピングされた記事をどのように活用しているか?
- クリッピングした記事をリスト化して、半月に一度、記事の傾向を分析し、自社でアプローチできそうなテーマを探している(エンターテインメント製品製造業)
- 自社情報を社内に伝えていくことにより、広報の認知度を上げ、広報ファンを増やしていく(金融サービス業)。
- 自社に関する情報を発信することで、社員の巻き込みや社内情報の共有促進につなげている(日用品・生活用品製造業)
- 掲載された記事は広報内で共有し、記者にお礼の連絡をすることで、記者との関係促進につなげている(電子材料・化学製品製造業)
【ポイント③】 メディアのニーズや記者の興味・関心をどのように把握しているか?
- 記者にダイレクトに聞くほか、クリッピングされた新聞や雑誌記事を分析して、記者が関心のありそうな世の中のトレンドや業界動向を把握している(電子材料・化学製品製造業)
- ランチミーティングなどの場でざっくばらんに、「どういう記事を取り上げてくれるか」と記者に直接聞いている(エンターテインメント製品製造業)
- 年1回の記者懇親会を開き、記者と役員の直接の接点を作っている。その場で直接会話してニーズを掴んでいる(電機・電子機器製造業)
【ポイント④】 新聞を読む意義はあるか?
- 新聞には一覧性があるため、隣にある他の情報も自然と目に入ってくる。その結果、広く社会の動向が身に付く。電子版だと、欲しい情報がピンポイントでしかわからない(電機・電子機器製造業)
- そのメディアに載っている記事を読むことで、メディアの傾向が分かり、そのメディアの記者との関係構築にもつながる(電機・電子機器製造業)
- 自分が取材対応した記事が掲載された場合、電子版よりも新聞紙面の方が大きいので、それを見ると広報担当としてのモチベーションが上がる。若手社員の育成にもつながる(インターネット広告事業)
【ポイント⑤】 その他、最近の課題や困っていること
- 事業が多角化している中、事業や商品の広報だけではなく、企業全体としての「企業らしさ」や「企業イメージ」をどうアピールするかが課題(日用品・生活用品製造業、清掃・レンタルサービス業)
- B to B企業なので、どういう広報をすれば企業の認知度が上がるかに悩んでいる(エンターテインメント製品製造業、システム・ソフトウエア開発業)
- 全国規模で関係会社や店舗があるため、地方のメディア(新聞社、放送局)と継続したリレーションをどうとっていけばいいかが課題(アパレル・小売業、インフラ・建設業)
- メディアの種類が多様化している中で、広報のあり方も変化している。その変化にどう対応していくかが重要(電機・電子機器製造業)
5:参加者の感想
- 他社のクリッピング活用方法に留まらず、いろいろな広報活動の工夫が聞けて勉強になりました。自分のモチベーションアップにつながりました。
- 異なる業界の広報担当者同士で、同じ悩みや全く違った悩みもわかり、参考にするべき点が多くありました。
- 当社ではクリッピングされた記事の社内共有や活用が不十分なので、今日の内容に基づいて社内で改善できることを検討しようと思います。
- クリッピングされた新聞やWeb記事を活用して、いまどんなことがトレンドなのかを部内で定期的にディスカッションしたいと思います。
- メディア関係者へのアプローチや記者のニーズ把握に関して当社で取り入れることのできる事例も多くあり、実行したいと思います。
- 自分自身、新聞は電子版で読んでいましたが、改めて紙面で読む重要性を再認識でき、早速実行したいと思います。部下にも伝えたいと思います。
