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【ELspot+】 広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方~広報業務におけるツール活用~【前編】-2024.11.14

【本日の流れ】
1.はじめに:広聴力を磨くツールとしてのELNETクリッピングサービス

・ELNET営業部 部長 佐藤 宏之


2.参加者の自己紹介

3.話題提供:自社でのELNETクリッピングサービスの活用事例紹介

・U-NEXT HOLDINGS 広報部長 滝口 未来 様

・公文教育研究会 広報部 山中 亨太 様

・他1名


4.全体ディスカッション:広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方

5.参加者の感想

【背景】

広報活動とは、企業と顧客、企業と社会とのコミュニケーション活動です。コミュニケーションには相互のやりとりが必要です。
そのため、質の高いコミュニケーションを行うためには、情報を発信(プッシュ)する「広報活動」に加え、自社に関する情報や社会動向などを受信(キャッチ)する「広聴活動」が重要になります。
まずは、「聴く」ことによって、顧客や社会やメディアが何を求めていて、私たちがどんなことを発信したら世の中の流れに乗って多くの人びとに届くのかを理解・把握することが必要になります。
そして、そのことによって、広報発信力を高めることができるのです。
そこで、11月の交流勉強会では、「広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方」をテーマとして、「自社でキャッチ(広聴)した情報をどう活用しているか」「それを効果的な広報発信に役立てるにはどうしたらいいか」について情報共有・意見交換しました。
当日の交流勉強会では、複数社の広報担当者をお招きし、ELNETから届いたクリッピング記事を社内で実際にどのように活用しているか、それをどう情報発信につなげているか、について具体的な事例をご紹介いただきながら、皆でディスカッションを行いました。
本レポートでは、11月14日(木)に行われたディスカッション内容と参加者の方々の感想をご紹介します。

【本日の交流勉強会】 

1.はじめに:広聴力を磨くツールとしてのELNETクリッピングサービス

ELNET営業部長 佐藤 宏之


最初にELNETから、ELNETクリッピングサービスの概要と特徴についての紹介を行いました。

  • 特徴1:朝一番に、新聞・雑誌・WEBニュースから必要な記事が手元に届く
  • 特徴2:媒体数は、新聞(全国紙、地方紙、専門紙)約100紙、雑誌約30紙、WEBニュース約1500サイト
  • 特徴3:著作権者から許諾を得て記事を提供しているので、著作権上のコンプライアンスも安心。

  
  

※サービス内容の詳細は、下記をご覧ください。

2.参加者の自己紹介


今回の参加者業種

  • IT・通信業:2社
  • 文化・教育関連事業:3社
  • 建設・不動産業:1社
  • 調査・コンサルティング業:1社
  • 食品製造業:1社
  • 繊維・アパレル業:1社
  • 電機・電子機器製造業:1社
  • 素材・化学製造業:1社
  • プラント・エンジニアリング業:1社


3.話題提供:自社でのELNETクリッピングサービスの活用事例紹介

ディスカッションに先立ち、U-NEXT HOLDINGS 広報部長 滝口未来様公文教育研究会 広報部 山中亨太様、他1名の方より、自社でのクリッピング活用方法・事例をご紹介いただきました。

4.全体ディスカッション:広報発信効果を10倍UPする!広聴力の磨き方


ディスカッションでは、いつものグループ形式ではなく、参加者全員でのサークル形式になり、各社での利活用状況を紹介しながら、『広聴力を磨くために重要となるポイント』について共有・議論しました。
主な内容として、下記の活用方法や重要ポイントについての事例紹介や意見・アイデアがありました。

【ポイント①】検索ワードの定期的なチューニング(精査・見直し)が重要

  • クリッピングする記事は、自社記事・競合企業記事・業界関連記事が中心だが、それ以外にも、自社に関わる社会動向や流行情報をクリッピングしている。
  • 自社にとって本当に必要な記事をクリッピングするには、定期的(週1回 or 月1回)な検索ワードの精査・見直しが重要となる。
  • 競合企業の情報だけでなく、顧客企業やステークホルダーの「人事情報」や「役員情報」もピックアップしている。

【ポイント②】広報主体で社内共有することにより役員とのコミュニケーションが活性化し、広報部門の価値向上にもつながる

  • クリッピングした記事は、広報部内で重要度・関連度・正確度などに応じて優先順位を付けたうえで、役員(CEO、COO)、部門長クラス以上に配布・共有している。
  • 配布・共有することで記事に関する問い合わせもあり、役員や部門長とのコミュニケーション向上にもつながっている。
  • いったん広報の目を入れて選別することで、有用な記事に絞って届けることができ、広報部門の価値向上にもつながっている。

【ポイント③】広聴感度を高め、「攻めの広報」につなげる

  • クリッピングした記事を活用して、月1回、広報感度を高めるための勉強会をしている。具体的には、過去1カ月間の自社業界関連の記事を整理・共有・分析し、今後、どういう傾向に進むか、自社に取材があったらどう対応するか、自社ではどういう情報発信ができるかを考えている。これを月1回、行っている。いわば、情報発信力を高めるための「筋トレ」みたいなもの。
  • クリッピングした記事を活用して媒体研究・分析をすることで、「この情報だったら、どの媒体に持ち込めばいいか」といった戦略を立てている。
  • 記者からの取材を待つのではなく、自分から持ち込む「企画記事」を作成する際の題材集め、アイデア検討に活用している。
  • 知人の記者が書いた記事をチェックし、次回会った時に、感想を伝えている。そのことで、記者との関係強化につなげている。

【ポイント④】電子データだけでなく、「紙面」で読むことも重要である

  • 新聞を紙で読まない社員が増えているが、自社の情報が「何面のどの位置にどのくらいの大きさで掲載されているか」ということも重要な情報になる。そのため、電子データだけでなく、「紙面」で確認することも重要である。
  • 新聞の「紙面」から、広報にとっての“顧客”であるメディア(媒体)の特性や傾向、意思が見えてくるものだ。「紙面」を読むことで、深い媒体分析・研究ができる。
  • 株主や投資家はネット記事ではなく、新聞から情報を得る場合が多い。そのため、上場企業の場合は、自社の情報が新聞紙面でどう取り上げられているかを確認することが重要になる。情報収集は、デジタルとアナログの両輪が必要。

【ポイント⑤】危機管理・リスクヘッジの際の活用

  • 記事のクリッピングは、危機管理やリスクヘッジの際にも活用できる。とくに自社にとって悪いニュースや炎上しそうな情報が掲載された場合は、それらの情報を他の情報よりも早く優先的に役員や関係部署に送っている。
  • 危機対応の際は、ELNETのクリッピング記事の他、GoogleアラートやSNS、WEB、新聞社DBでも情報収集したうえで、一日3回(朝・昼・夕)、役員や関係部署と共有している。

5:参加者の感想

  • 各社のクリッピング方法を学ぶことができて大変参考になりました。自社での新しい手法を模索していくうえで大いに役立てたいと思います。
  • クリッピングサービスの活用についてはもちろんのこと、各社でのメディア情報の集め方や活用方法など、今まで聞いたことのない実用的な話が多くあり、「広報とは何か」について改めて考えさせられました。
  • クリッピング情報の社内活用の実例のほか、記者とのやり取りや関係強化の方法など、大変参考になりました。
  • サークル形式でたくさんの方の意見が聞けたので、いつものグループ形式よりも多くのケーススタディを収集できました。
  • 初めての参加でしたが、広報視点で他業界の方とお話しできる機会をいただけたこと自体が、とても大きな収穫でした。


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