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導入事例

新明和工業株式会社

最大1週間かかっていた情報共有がリアルタイムで可能に。ペーパーレス化も実現

モーニングクリッピング®をご活用いただいている新明和工業株式会社 経営企画本部 広報部 広報グループの土居 安奈様に、営業担当の小渡がお話を伺いました。

新明和工業株式会社 経営企画本部 広報部 広報グループ 土居 安奈様
業種
製造業
設立
1949年
従業員数
2000名以上
ELNETPOINT
  1. 1記事の回覧作業に最大1週間かかっていたものが、掲載日の午前中に完了できるように
  2. 2紙での回覧がなくなり、ペーパーレス化を実現

クリッピング記事の回覧に最大1週間かかり、情報の鮮度が落ちていた

小渡:まずは、御社の事業概要について教えてください。

土居:主に「特装車」「パーキングシステム」「産機・環境システム」「流体」「航空機」という5つの事業を展開しています。製品の製造にとどまらず、開発からメンテナンスまでグループ内で一貫して手掛けている点が大きな強みです。一般消費者にはあまり馴染みのないBtoB企業ではありますが、塵芥車や駐車設備、工場で使われる機械、さらにはマンホール内で稼働するポンプなど、「安心で快適な暮らし」を陰で支える、いわば縁の下の力持ちのような存在です。街中で当社のロゴをご覧いただく機会も少なくないと思います。

私が所属する広報部では、企業広報活動全般を担っています。広報部は現在4名体制で、社内広報からマスコミ対応、WEBサイト運用、企業広告制作まで、社内外に向けた情報発信やコミュニケーション業務に携わっています。

小渡:御社は2025年4月にモーニングクリッピング®を導入されていますが、導入前にはどのような課題がありましたか。

土居:それまで利用していたメール型のクリッピングサービスでは、日本経済新聞の記事はFAX出力しかできなかったため、広報担当者が記事を手作業でピックアップする必要がありました。加えて、出力した記事をクリッピングし、役員や広報部内に回覧していたのですが、すべての関係者が閲覧するのに1週間程度かかることもあり、情報鮮度という面では課題を抱えていました。また、社内全体でDXを推進する中、「なんとか私たちの業務もデジタル化できないか」という課題も抱えていました。


出社時点で最新情報を確認でき、役員からも「分かりやすい」「出張中でもリアルタイムで確認できる」と好評

土居:正直なところ、導入にあたっては予算が確保できるか、というハードルがありました。しかし、情報の即時性、ペーパーレス化による業務効率の向上、著作権遵守下での運用といったメリットを総合的に判断し、導入を決定しました。

導入当初は、役員・関係者向けにシステムの説明資料を作成したり、個別に操作方法の説明に出向いたりと、地道なサポートを行いました。

私自身、導入前は「システムに慣れるのに時間がかかるのではないか」という不安を抱えていましたが、小渡さんに不明点や検索条件の変更について問い合わせたところ、大変迅速にサポートしていただき、スムーズに導入・習熟が進んだと感じています。

小渡:ありがとうございます。導入による効果についても教えていただけますか。

土居: モーニングクリッピング®の導入によって、タイムリーな情報入手が可能になったことが大きな変化です。毎朝7時には記事がシステムにセットアップされるため、私たち広報担当者が出社した時点ですでに最新情報を確認できる状態になっています。そのため、朝一番の業務を効率的にスタートできるようになりました。

また、新聞紙を一枚一枚めくる必要がなく、一覧で記事を確認できるため、視認性も大幅に向上。役員からは「分かりやすい」「出張中でもリアルタイムで確認できる」「回覧のように手元に滞留しないのが良い」といった好意的な声が寄せられています。

このように、完全にWEB化を実現することができ、導入効果を実感しています。


コメント機能やAND検索の活用で、情報収集および発信の精度を高める

小渡: モーニングクリッピング®をご活用いただく上で、工夫されている点があれば教えてください。

土居: 工夫している点は3つあります。

まず1つ目は、コメント機能の活用。記事のタイトル下に要約や関連情報を追記することで、役員が記事の内容を容易に把握できるよう配慮しています。当社は事業領域が多岐にわたるため、コメントを付けることで、閲覧記事の選択をサポートしています。

2つ目は、業務分担と厳選した情報の提供。検索条件で絞り込まれた記事の中から、回覧を要する記事をピックアップした上で配信しています。さらに、当社の担当記者が配置されている日本経済新聞、日刊工業新聞、日刊自動車新聞と地元の神戸新聞については、広報部メンバーがそれぞれ1紙を担当し、ELNETからピックアップされた記事の確認や、要回覧と判断した記事の追加やコメントを入力し、最終的に私が全体を確認した後に配信する、という連携体制をとっています。自社名に関する記事はもちろん、経済や業界全体に関する質の高い情報をタイムリーに届けられるようになり、役員からも「参考になる」との声が上がっています。

そして3つ目は、キーワードの絞り込みやAND検索の工夫。導入当初は、必要な記事がきちんとクリッピングされるのか不安もありましたが、試行錯誤を重ねることで、精度の高い情報収集が可能になりました。

現在は、自社名・競合会社名・製品カテゴリーに加えて、サステナビリティに関する記事や経済動向など、経営にまつわる幅広いキーワードを登録しています。その分、関連性の低い記事も多く上がってきますので、さらなる効率化を目指して、小渡さんとも相談しながらキーワードの絞り込みやNOT検索の工夫を重ねていきたいと思います。


DXを図りつつも、まだまだ新聞の価値は高いと実感

小渡:DXの一環としてモーニングクリッピング®を導入いただいたとのことですが、新聞の価値についてどうお考えでしょうか。

土居:紙の新聞には今もなお高い価値があると感じています。あくまで私見ではありますが、WEB記事にはフェイクニュースが含まれていることも少なくありません。新聞社によって編集・選別された記事が集まる新聞は、その媒体の持つ個性を感じることもでき、情報の信頼性を担保するうえでも引き続き重要な存在であると思います。


著作権申請の一元化やカスタマイズ機能など、さらなる進化に期待

小渡:今後期待されている点があれば、ぜひお聞かせください。

土居:モーニングクリッピング®をより効果的に活用していくために、いくつかお願いしたいことがあります。

まずは、著作権申請プロセスの一元化です。社内イントラネットやWEBサイトに記事を掲載する際、それぞれの新聞社に対して個別に著作権申請を行う必要があります。媒体ごとに申請方法が異なるため、手続きが煩雑になってしまうのが現状です。これらをELNET上で完結できるようになると嬉しいですね。

また、社内で独自のマニュアルを作成しているので、それをELNET上で保管できる場所があれば、と思います。コメント機能を使って記事内容を分類・補足する際の手順を記載したマニュアルなのですが、システム上でいつでも参照できる状態にあると、アップデートもしやすく実務面でもありがたいです。

加えて、配信当日の記事一覧の中に、会社名や業界名などのカテゴリー別の見出しを自分で設定できる機能があれば、さらに分かりやすい状態で情報提供できるのではないかと感じています。

小渡:貴重なご意見をありがとうございます。今後もご期待にお応えできるよう、サービスの改善に取り組んでまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


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1949年
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