セガサミーホールディングス株式会社様
ELspot+での出会いを通して、エンタテインメント業界全体を盛り上げたい
――「Captivate the World 感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~」をGroup Mission/Purposeに掲げるセガサミーグループ。そのグループ全体を統括するホールディングカンパニーが、「セガサミーホールディングス」である。同社の広報室ブランドコミュニケーション部で働く戸谷勇斗さんに、広報活動の課題や悩み、ELspot+の活用法、参加後の変化、今後の期待についてうかがった。
- 1「戦略的メディアアプローチ」を学び、広報をよりマクロな視点で捉える重要性に気づいた
- 2他社の広報担当者の考え方や取り組みを知り、自分の視野や発想の幅が広がった
- 3交流を通して、業界を超えたコラボレーションを生み出せそうな可能性を感じた
ホールディングスの広報として、「セガサミー」の認知度を拡大したい
私は現在、セガサミーホールディングスのブランドコミュニケーション部で広報を担当しています。当社での広報歴は3年。前職ではローカルテレビ局でアナウンサーを11年ほど務めていました。当社は副業が認められているので、現在もフリーアナウンサーの仕事もしています。
セガサミーグループは、ゲームや遊技機だけでなく、アニメ制作やスポーツ事業など、幅広い領域で事業を展開している「総合エンタテインメント企業」です。ゲームメーカーである「セガ」や遊技機メーカーである「サミー」の名前は広く知られているものの、「セガサミー」という名称の認知度は、まだまだ十分とはいえないと思っています。
グループ全体の情報発信をリードしていく立場にあるホールディングスの広報としては、今後、「『セガサミー』と言えば、『総合エンタテインメント企業』」と、世の中の多くの人びとにイメージしていただけるようにしたいですね。
「エンタメ業界のことならセガサミーに聞こう」と思っていただける信頼関係を築く
ホールディングスは、商品や製品を販売する会社ではありません。ゲームの新作をPRするのはセガの広報ですし、遊技機の新機種を発信するのはサミーの広報です。では、ホールディングスの広報は何を伝えればいいのか――。それは、グループ全体としての事業戦略や方向性、企業姿勢だと思います。それを通して、「セガサミーグループ」の認知度や存在感、信頼度を高めることが、ホールディングスの広報の仕事だと思っています。
ですから私はグループ全体の代表として、「ホールディングスの広報に連絡すれば、グループ全体につながる」と思ってもらえる存在になることを心がけています。また、「エンタテインメント業界に関することなら、まずはセガサミーに聞いてみよう」と思っていただけるような信頼関係を築きたいと思っています。
コミュニケーションは、キャッチボール
広報の仕事をしていて難しいと感じることは、メディアの方々との適切なコミュニケーションの取り方です。広報としては基本中の基本ですが、そこが一番難しいと感じています。頻繁に連絡しすぎても良い結果にはつながりませんし、かといって、接点が少なければ信頼関係は深まりません。どこまで踏み込んで提案すべきか、ちょうど良い“温度感”を探りながら、日々試行錯誤しています。
コミュニケーションは、いわばキャッチボールのようなものだと思っています。相手が取りやすい球を投げ、相手がどんな球を投げてくるかを知ることが大事です。事業レクチャーの際にも、相手の方がどんな球をどこに投げてほしいかという、関心のアンテナや興味の方向性を知るように心がけています。
ミクロからマクロの視点へ~ELspot+で学んだ「メディア戦略マップ」
ELspot+の交流勉強会に参加した理由は、関心のある魅力的なテーマが多かったからです。
これまでの交流勉強会の中でもとくに印象深かったテーマは、株式会社U-NEXT HOLDINGSさんの『戦略的メディアアプローチとは』です(※1)。そこでは、「メディア戦略マップ」を紹介いただきました。これは、メディアごとの特徴や方向性、強み、主要ターゲットなどを整理・分析したマップで、各メディアの特性や影響力を可視化した上で自社の広報戦略を立てるというものです。
それまで私は、前職がアナウンサーでメディアの現場にいたこともあり、どちらかと言うと、1対1のミクロなコミュニケーションに重点を置いていました。ですから、マクロな視点で全体を把握して広報戦略を立てるというアプローチはとても新鮮でした。それまでの自分の引き出しになかった視点だったので、非常に勉強になりました。こうした気づきは独学ではなかなか得られません。
早速、自社に持ち帰って、現在、自社向けの「メディア戦略マップ」を作成しているところです。来期にはチーム全体で共有して活用できるようにしたいと思っています。
※1:『戦略的メディアアプローチとは? テレビ露出につながる広報~U-NEXT HOLDINGSの挑戦と成功へのステップ~』
講師:滝口 未来 氏(株式会社U-NEXT HOLDINGS 広報部長)
https://www.elnet.co.jp/column/elspot20250122/
ELspot+でのディスカッションを通して、AI活用のあり方を考える
他のテーマとしては、「AIの活用」や「危機管理」などにも関心があります。とくに「AIの活用」について、最近は「“効率化”と“クリエイティブの質”をどう両立したらいいか」悩んでいます。
私はいま、セガサミーホールディングスのオウンドメディアである『セガサミースポーツコラム』(※2)の進行管理および執筆も担当しています。セガサミーグループのプロアスリート等にインタビューをして記事を執筆しているのですが、最近ではAIを活用し、インタビュー原稿から記事を自動生成することも可能になりつつあります。
でも、それで本当にいいのだろうか、と思うこともあります。もちろん、効率化は重要です。一方で、広報の仕事は、単に「情報」を伝えればいいというものではなく、「思い」を伝える役目も担っていると感じています。記事を書くにあたっては、AIでの効率化だけを目標とせず、「思いを込めて書く」ことがとても重要だと思います。
ELspot+では、グループディスカッションの時間も多くあるので、自分の悩みや課題に対して、専門家や他社の広報の方がどう考えているのかを聞くことができます。単に最新のAIツールを知るだけではなく、「広報として何を大切にすべきか」ということを考え直すきっかけにもなると思います。
※2:『セガサミースポーツコラム』:
https://www.segasammy.co.jp/ja/column/category/sport/
内面的なつながりができることで、切磋琢磨できる仲間をつくりたい
ELspot+の大きな魅力は、やはり、人とのつながりです。会社は違っても、広報という同じ仕事のジャンルで頑張っている仲間と知り合えることは、とても心強いものです。他社の広報の方の考え方や具体的な取り組み内容を知ることができ、自分の視野や考え方が広がります。
それだけでなく、仕事の悩みを相談したり、これからチャレンジしようとしていることを話し合ったり、広報としてのキャリア観を聞いたりする時間は、自分にとってとても刺激的でモチベーションアップにつながります。実務的な情報交換も大事ですが、そうした内面的なつながりができることで、お互いに切磋琢磨できる関係を作っていきたいと思っています。
ELspot+での出会いを通して、企業同士のコラボレーションを生み出す
私どもセガサミーグループが大切にしているGroup Mission/Purposeは、『Captivate the World 感動体験を創造し続ける~社会をもっと元気に、カラフルに。~』というものですが、同じように、「人の心を動かす」「感動を届ける」ということをミッションにしている企業は多いと思います。
今後はELspot+の場を通して、そうした企業の広報の方々と多く知り合い、「一緒に何か面白いことをやろうよ」というコラボレーションが生まれるといいと思っています。そして、そのつながりによって、エンタテインメント業界全体を盛り上げていくことができれば、とても嬉しいです。
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