第3回ELspot+勉強会レポート（2023年9月27日）　～攻めの採用のための広報とは～

　業種を問わず人手不足が深刻化する中、生産性の維持・向上を目指す企業や団体にとって採用は永遠の課題です。第３回ELspot+勉強会では、「採用広報」をテーマに採用活動における広報の役割について各社の取り組みや課題を挙げながら検討しました。

１.勉強会

　今回の勉強会には人事部門の担当者も出席しました。参加者はグループに分かれ、採用広報をうまくやっていると思う企業とその理由を挙げました。ある方は、求める人物像を強い言葉で発信する他社を挙げ、わかりやすさがミスマッチを防ぐと分析しました。また、あるグループは、４人中３人が同じ会社の動画配信や社内インタビューの充実ぶりを評価したのが印象的でした。 傾向として、大企業は大規模な活動で求職者の心をつかみ、中小企業は会社のカラーを前面に出すことで入社後のギャップを感じさせない工夫が見られました。

　次に自社の採用広報における課題についてグループごとに話し合いました。「 SNSの取り組みが弱く、昔ながらの採用活動を踏襲している」 「人事部門と広報部門の役割分担が曖昧で責任の所在が明確でない」など、様々な課題が出ましたが、全体的に「何を発信したいか明確でなくメッセージ性がない」ことを課題に挙げた会社が多く、具体的な解決策を提示し合いました。

２．交流会

勉強会の後はグループごとに交流会を行いました。初対面同士は名刺交換に始まり、日頃の業務における悩みや課題を共有し合う中で解決のヒントを見出したり意外な発見に気付く貴重な機会となりました。ふだんの業務では持ちえない、新しい関係性を築くことができました。

３．おわりに

　ELspot+（イーエルスポットプラス）は、「参加者主体の実践型コミュニティ」として、広報に興味を持つ様々なバックグラウンドのビジネスパーソンを会員として募り、義務や必要性に縛られることのない、サードプレイス（居心地の良い場所）のようなコミュニティを目指しております。広報担当者の皆様の中には、抱えている課題の解決策が思い浮かばない、社内に相談できる人がいないなど、様々なお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。ELspot+にご参加いただき、課題をぶつけてみませんか？他の広報担当者との交流を通じて、新たな気づきが得られるかもしれません。広報歴の浅い方はもちろんのこと、経験豊富な方にとっても視野を広げる機会となります。ぜひご参加ください。
 

文責：ELNET営業部 　小泉 拓也