お悩み 06　出処のはっきりしない写真、 使っても大丈夫？

広告などPRコンテンツを作る際に、制作会社が、出処のわからない写真を持ってくる場合がある。夕日を映す棚田とか、荒れ狂う冬の海とか、夜空に輝く満月とか、出来のいいきれいな写真が多くて、使ってみたくなるんだけど、大丈夫だろうか。「著作権フリーのところから持ってきていますから、安心してください」などと一応説明はされるけどね。
広告に載せた後で、撮影者から無断使用のクレームが来たりしたら大変だよね。危ないケースをどう見分けるのか、教えてよ。

これで解決

「フリー素材」だけでは確認不十分です

「フリー素材」のサイトから入手した写真をホームページに使用したところ、その写真の著作権者からライセンス料あるいは損害賠償を求められた、という例がいくつもあるようです。

フリー素材といっても、著作権上の確認すべき点があります。「フリー素材提供者が著作権者である」あるいは「第三者への提供許諾を著作権者から受けている」などの表示があり、「著作権フリー」の裏付けがきちんとされているサイトなら、安心して利用ができます。広告のために持ち込まれる画像についても、元サイトの記述をきちんと確認されることをお勧めします。「商業利用の場合は有料」などと条件が付いている場合もあります。

「画像の無断利用なんて、ばれっこない」と思っているあなた、危ないです。ネット上の画像検索という手段もありますし、最近では「自動検索で無断使用を発見した上、不正使用者に事後ライセンス契約の交渉まで行う」という進んだ「追跡」サービスもあります。