ELトレンド指数で振り返る

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株式会社エレクトロニック・ライブラリーでは、「ELウィークリートレンド」としてTOP20とTOP10のランキング表を毎週発表していますが、これら上位キーワードのうち、2011年1月〜12月でトレンド指数が高かった一般語上位15語(*)からこの一年を代表するキーワードをランク付けしました。

2011年ELトレンド指数ランキング(1〜12月)

順位 トレンド指数 キーワード 順位 トレンド指数 キーワード
1位 44.60 東日本大震災
(3月第2週)
9位 5.88 国民投票〈ギリシャ〉
(10月第5週)
2位 10.71 リビア
(2月第3週)
10位 5.18 鳥インフルエンザ
(1月第4週)
3位 8.16 エジプト
(1月第5週)
11位 5.09 損失隠し
(11月第1週)
4位 7.78 ビンラーディン,ウサマ
(5月第1週)
12位 5.03 野田佳彦
(8月第4週)
5位 7.72 浜岡原子力発電所
(5月第2週)
13位 4.77 玄海原子力発電所
(7月第1週)
6位 6.20 クライストチャーチ〈地震〉
(2月第3週)
14位 4.45 高速鉄道〈中国〉
(7月第4週)
7位 6.65 入試問題〈カンニング〉
(2月第4週)
15位 4.42 洪水〈タイ〉
(10月第4週)
8位 6.65 なでしこジャパン
(7月第4週)
 

巨大地震と原発事故により、日本人の価値観が大きく変わった2011年。国内では原子力発電の是非が厳しく問われる一方、被災地で復興の歩みが始まりました。
トレンド指数第1位は3月11日に発生した東日本大震災で、トレンド指数としての過去最高値でもある44.60でした。ランキングには採用しなかったものの、震災関連語には、2位より高い指数のキーワードが13語もあり、震災の影響の大きさを表しています。
(震災関連のキーワードに絞ったランキングは<別表1>をご覧ください。)

巨大地震に伴う大津波による甚大な被害にとどまらず、福島第一原子力発電所は深刻な原子力事故を起こし、多くの周辺住民が避難し、風評被害も発生しました。原発の安全性が問われ、浜岡原子力発電所(5位)はすべての原子炉を停止しました。一方、サッカー女子W杯で優勝したなでしこジャパン(8位)は、震災で大きな痛手を受けた日本に勇気と希望をもたらしました。

海外では、リビア(2位)、エジプト(3位)の長期独裁政権が崩壊。国際テロ組織アルカイダの最高指導者、ビンラーディン,ウサマ(4位)の米国による殺害では全世界に衝撃が走りました。ギリシャの首相が唐突に宣言した国民投票(9位)は市場を混乱に陥れました。アジアでは脱線転落した中国の高速鉄道(14位)、タイの洪水(15位)が注目されました。

震災前に大きな話題になっていたのが、強い地震により多数の日本人犠牲者を出したニュージーランドのクライストチャーチ(6位)。さらには携帯電話によるカンニングで衝撃を与えた入試問題(7位)。鳥インフルエンザ(10位)は口蹄疫が終息したばかりの宮崎県で1月に発生。相次ぐ伝染病に関係者から悲痛な叫びが聞こえてきました。
年後半には企業の不祥事が相次ぎ、バブル崩壊により発生した有価証券の含み損を解消するため損失計上を先送りする損失隠し(11位)がオリンパスで発覚しました。


ELウィークリートレンドの詳細は、ホームページをご覧ください。

※上記のランキングは2011年12月21日までに発表されたランキングが対象となります。

※上の表では、2週以上にわたり上位に登場したキーワードは、トレンド指数が最高値をマークした週を表示しました。
また、同一内容と見なされるキーワードが複数存在する場合は、代表的なキーワードを採用しました。

■<別表1> 2011年・東日本大震災関連キーワードTOP15 

順位 トレンド指数 キーワード 順位 トレンド指数 キーワード
1位 44.60 東日本大震災 9位 11.30 震災
2位 27.94 福島第一原子力発電所 10位 11.27 放射線量
3位 21.64 大震災 11位 11.11 停電
4位 18.29 計画停電 12位 10.90 津波
5位 18.05 被災地 13位 10.84 被災
6位 14.27 原発 14位 10.74 被災者
7位 13.99 放射性物質 15位 10.59 地震
8位 13.08 復旧